有望なアイデアが出たら、それを実験する。そして可能性がありそうであれば、耐久試験を行う。何万枚もコピー動作を行い、効果や弊害を確認する。そして更に可能性があるのであれば、環境を変えて耐久試験を行う。例えば高温高湿な環境で何万枚もコピーを行う。ここまで問題がなければ、今度は条件を変えて同じことを行う。条件というのは、例えばオイル塗布装置の当て方を少し変えるとかそういうことである。当て方を強、普通、弱の3種類を高温高湿環境で5万枚流してみよう、となるわけである。数万枚コピーをとるためには、紙を補充しなければならない。例えば20分に一回紙を補充する。そのたびに高温高湿の環境試験室に入る。紙詰まりなどがあれば、それを解消する。汗だくだくである。結果は来週頭に必要だ。毎日11時まで耐久試験をやって、土日もやってやっと間に合う。100時間を超える残業時間。。20数年前はそういう世界であった。今はどうだろう。。